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神経症
神経症は心因性の精神障害の一つで、疾患等の原因がなく心身異常が起きる病気のことです。多くは周囲の環境に対応できず、不安感から精神バランスが崩れることにより起きます。
症状により、いくつかの種類があります。最近では不安障害として強迫性障害、全般性不安障害、パニック障害、外傷後ストレス障害(PTSD)、適応障害などに分けることもあります。
【1】強迫神経症
「家の鍵をかけたか?」「コンロの火を止めたか?」などささいな考えが頭から離れない症状です。
【2】不安神経症
過剰な不安感により、動悸や息苦しさ、手足のしびれなどの症状が見られる。
【3】恐怖症
高所恐怖症、先端恐怖症、閉所恐怖症、対人恐怖症など、通常他の人があまり気にしないものを異常に怖がる症状です。
うつ病
軽症のうつ病の人は最近増加しており、抑うつ気分と興味または喜びの喪失が中心的な症状です。生活の上では、五月病でみられるような症状のほか、「仕事や家事などが以前のようにテキパキこなせない」、「考えがまとまらない」などの症状がみられます。 また、軽症のうつ病の場合、他にはっきりした症状がなく、朝早く目が覚めてしまったりする、睡眠障害だけが目立った症状としてあらわれることもあります。 特に、目が覚めたとき、ひどく憂鬱な気分になったり、疲れやすく、休息をとってもなかなか回復しなかったりするような場合は、うつ病が原因で睡眠障害になっている可能性があります。
自律神経失調症
自律神経は全身に影響を及ぼしているため、その乱れが生じると局所的のものから全身的なものまで様々な症状をきたします。
- 手のひら
- 足の裏の汗
- 顔のほてり
- めまい、ふらつき
- 慢性的な疲れ
- 不眠、動悸、息切れ
- 息苦しさ
- 肩こり、頭痛
- 食欲不振
- 便秘、下痢
- 物忘れ
もの忘れ・認知症
認知症というと記憶障害、いわゆる「もの忘れ」が主な症状ですが、その他に時間が分からなかったり、道を間違えるなどの見当識障害やその他の認知障害も伴ってきます。
認知症の中核症状であるいわゆる「もの忘れ」に加え、徘徊・攻撃・暴言・暴力・拒絶・収集・幻覚妄想等の「認知症に伴う行動障害と精神症状」(=BPSD:Behavioral Psychological Symptoms of Dementia):周辺症状の対応に悩んでおられるご家族、介護者、医療関係者もたくさんいらっしゃるようです。
当院では、脳機能の画像等の評価は行っておりませんが、認知機能評価を行い認知症進行予防や精神症状に対する薬物療法を行い、更には、家族・介護者や地域と情報を共有し、患者にとってより良い生き方を考えていきます。
また、介護保険の主治医意見、成年後見人の診断書等作成も行います。その際は、他の医療機関での脳画像検査結果(CT、MRIなど)をご用意いただけると助かります。